
About Daiou-in
Temple
ESSENCE
HISTORY
ZEN
MESSAGE
大雄院は臨済禅の中で最大宗派である妙心寺本山の中にある塔頭寺院(寺院の敷地内にある独立寺院のこと)です。
妙心寺は12万平米の敷地の中に46もの寺院があり、その中の一つが大雄院です
1603年に創建され、420年以上、妙心寺の禅の教えを護ってきました。
建築物は京都府の文化財となっており、中でも表門は1603年の創建からそのままの姿を残しています


Traditional
Building
寺院において、本堂は最も重要な意味を持つ空間です。
本尊である仏像が祀られ、ここで坐禅やさまざまな儀式が執り行われます。
大雄院の本堂は、本尊を中心に8畳ほどの部屋が5つ繋がっており
部屋の境界は襖という紙製の建具で仕切られています
本堂襖絵は約180年前に柴田是真という芸術家によって描かれました
本堂の南側には苔が美しい枯山水庭園が広がっており
四季折々の表情を見せては暗く静かな堂内に光を差し込ませます。静謐で厳かな庭園は精神を統一する「禅」に必要不可欠です。
妙心寺の敷地内にあるお寺のため、近代的な建物が建つこともなく
この庭園の眺めは400年変わらないままです






大雄院の本尊は宝冠釈迦如来と釈迦三尊
宝冠釈迦如来は頭に冠を着けたお釈迦様で、悟りを得て如来となる前、修行中のお姿である。ブッダが釈迦族の王子だった頃の気配を残しているとされ、お顔もやや若々しい
釈迦の両脇には獅子に乗り、智慧を司どる文殊菩薩(左)、白象に乗り、慈悲を司どる普賢菩薩(右)が構えておりこの三体の組み合わせを釈迦三尊という
BUDDA STATUE
Cultural Property
日本の伝統的な建築様式と空間美、歴史的な経緯による価値から、大雄院建築はほぼすべてが京都府の文化財として指定される

創建から400年、変わらない姿を伝える表門

儀式の場である本堂に対して
生活の空間である「庫裡」の玄関